ノベルティを即納してもらうための条件とは

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緊急でノベルティを用意しなければならなくなったというケースもないわけではありません。すぐにでもノベルティが必要なときにはどうしたら良いのでしょうか。即納してもらうために満たさなければならない条件を知っておくと役に立ちます。

その範囲を知って、どのようなノベルティを準備できるかを考えられるようになりましょう。

即納の場合には既製品でなければならない

ノベルティを即納してもらうための条件としてまず挙げられるのが既製品のグッズを選ぶ必要があるということです。

オリジナルグッズをメーカーに制作してもらうには短くとも数週間、長ければ一年以上もかかってしまうことがあります。基本的には大量生産されている既製品の中から適切なものを選ばなければなりません。ノベルティを活用する企業が増えている影響で既製品の種類も増えていることから、それでもなお豊富な選択肢はあります。

ただ、オリジナリティーを高めようとすると難しくなってしまうことは否めません。必ずしもノベルティ向きの既製品である必要はないですが、選べるグッズの範囲に制限がかかってしまうのは同じことでしょう。

在庫が必要なので納品数は増やしにくい

既製品をノベルティに仕立て上げて即納してもらうには在庫がなければなりません。どれだけ細かく仕様が決まっていて、生産ラインが確立されていたとしても即日で納品してもらえる数には限りがあります。休むことなく工場が稼働していて同じ製品を生産し続けていることは稀なので、基本的にはメーカー在庫の範囲内でしか納品してもらうことができません。

ノベルティを発注する先の業者によっては、自社が抱えている在庫の範囲でしか対応できない場合もあります。基本的には納品数が少なめになってしまうため、小規模なイベントなどでの利用や不足分の補充にかぎられてしまうと理解しておいた方が良いでしょう。

依頼から発送までがスピーディーな業者を選ぶのも必須

即納できるかどうかは業者によって異なります。依頼してから納品されるまでの対応がスピーディーでないと即納してもらうことはできません。連絡をして見積もりを受け取って承諾し、請求書を受け取って決済をするという流れにどれだけ時間がかかるかがまず一つ目に挙げられる問題です。

業者とのやり取りに時間がかかってしまうことはよくありますが、社内で稟議にかける必要があるとそれだけで即納が不可能になってしまいます。社内の方が問題ないのであれば、見積書と請求書を同時発行してくれるような業者を選ぶ必要があるでしょう。

また、発注を受けてから発送するまでのプロセスも効率化されていなければなりません。最短で発送できる日数は業者側が提示していることが多いので、少なくとも当日発送が可能な業者を相手にすることが必須になります。

メーカーから直送になる場合には、選んだノベルティによっては即日発送が不可能なこともあるので注意しましょう。

一刻を争うときは距離感も大切

本当に急ぎでノベルティを手配しなければならない場合には距離感も大切です。いかに在庫が十分にあって発送体制も確立されていたとしても、即日で届けられる場所から発送してもらえなければ意味がありません。あまりに距離が離れていると翌日着の発送になってしまうでしょう。

それで間に合う場合には気にする必要はありませんが、当日のうちに手に入れなければならないときには距離感が重要になります。具体的にいつまでに届けられるかは依頼先の業者に問い合わせてみるしか知る手立てはありませんが、業者に聞いてみると安全策で長めの納期を伝えられてしまいがちです。

どこからどのくらいの時間で発送でき、どんな手段で届けてもらえるのかを具体的に聞いてみましょう。業者が自ら運んできてくれる場合には本当に即納してくれると期待できます。しかし、宅配便などを利用する場合には業者が想定しているよりも時間がかかってしまうこともあるので注意しなければなりません。

店頭で受け取りが可能な場合には即納をしてもらいやすいのは事実ですが、社内から取りに行く人材を確保できるか、店頭まで往復するのにどのくらいの時間がかかるかは十分に検討してみることが必要です。

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名入れが可能かはロット数と種類と業者の対応力次第

既製品を使ってノベルティを用意するときには名入れをしたいというのが一般的です。即納対応をしている業者が名入れまでしてくれるかどうかはケースバイケースなので確認を取りましょう。

基本的には小ロットであれば対応してくれますが、ロット数が大きくなると即納は不可能になります。業者のキャパシティによって可能か不可能かは違い、発注する時期に注文が多いかどうかも影響するでしょう。即納が必要だと思った時点で必ず確認しておかなければならない点です。

また、ノベルティの種類によって名入れのしやすさが異なるため、選択肢も限られてしまうのは事実です。既製品に直接プリントできる場合には即納可能なことが多いですが、プリントしてから組み立てる必要があるものの場合には基本的には長めの納期が必要になります。

タオルやティッシュであれば対応してくれる業者が多いものの、ボールペンや折り畳み傘などになるとかなり難しくなるでしょう。名入れしたノベルティをすぐに納品してもらいたいときにはどんなグッズを選ぶのかも慎重にならなければなりません。

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大量に必要なときにはどうすべきか

ノベルティを大量に欲しいというときにも対策はあります。あくまで小ロットでなければならないというのは基本的な条件であって、必須事項ではないと理解しておきましょう。対策として考えられる方法は二通りあります。

一つ目は複数の業者に依頼してノベルティを確保する方法です。同じ既製品を扱っている業者は多いので、複数の業者に依頼すればそれぞれが抱えている在庫を送ってもらえます。メーカー在庫がなくなる限界数まで手配できる可能性があるでしょう。

二つ目の方法として挙げられるのが複数の種類のノベルティを手配する方法です。必ずしもノベルティは一種類に限る必要はなく、タオルとボールペンとトートバッグといった形で何種類準備しても問題はありません。相手によってどれを渡すかを変えたり、どれか一つを選んだりしてもらうとより多くの人にノベルティを配れます。

この方法なら一つの業者とのやり取りでノベルティを確保できるので、即納を求めるような忙しいタイミングで複雑な取引をする必要がありません。

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