ノベルティを選ぶときにはメリットとデメリットの兼ね合いを考えることが重要です。トートバッグはよくノベルティとして活用されるようになってきましたが、どのような特徴を持っているのでしょうか。トートバッグをノベルティにする方法の良し悪しを考えて、販促目的で使用するのに合っているものなのかを判断できるようになりましょう。

トートバッグは実用性ではトップクラス

ノベルティは実用性が高く、受け取った消費者が使ってくれるものの方が販促効果が高まります。トートバッグは実用性ではトップクラスなのがメリットです。買い物袋が有料化されてきている影響でマイバッグを使う人が増えてきました。

その際にトートバッグを使うと持ち運びやすくて何度でも繰り返し使えます。スーパーなどでもオリジナルトートバッグを販売していることがよくありますが、ノベルティとして適当な大きさのものを手に入れられれば使ってくれる可能性が高いでしょう。

汚れてしまっても洗えば問題なく、ビニール袋や紙袋よりも丈夫なので気に入ったデザインのものならずっと使ってくれるのが特徴です。買い物のシーンだけではなく、日常的にも使用してもらえる可能性があります。カバンを自由に選べる学校では通学カバンとしても利用でき、カジュアルな職場なら通勤に使用しても良いでしょう。

ファッション性が高いデザインの場合にはちょっとしたお出かけのときに使うのも良い方法です。

デザイン次第で使えるシーンは違うので、どんな場面で使って欲しいかに応じてデザインを決めるとさらに実用性が高まります。工夫次第で使ってもらえる可能性も増えるのはトートバッグをノベルティにする魅力です。

印刷面を広く取れる

ノベルティは名入れをして会社名や商品名、ブランドロゴなどを広く知らしめることが重要になります。トートバッグはそのための印刷面を広く取れるのがメリットです。表と裏を平面で広く使えることに加え、通常は紐と本体が独立しているのでそれぞれの色を使ってブランドカラーを表現することもできます。

また、他のトートバッグとは一味違うデザインにしたいというときには刺繍などで名入れをすることも可能です。印刷する内容も印刷方法も数多くの候補から選べるので、名入れをするだけでもオリジナリティーの高いノベルティに仕上げられるでしょう。

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比較的安くて大量生産しやすい

ノベルティはコストパフォーマンスが高いことが求められます。安く手配できるかどうかという観点で見てもトートバッグは優れているでしょう。ノベルティグッズの中でも単価は比較的安い方で、宣伝広告に使用できる面積を考慮するとトップクラスの安さです。

業者に依頼するときには大ロットにすると安上がりになりますが、大量生産しても折り畳めばかさばりません。汎用性の高いデザインのものを大量に作り、販促の際に広く使用するという方針を取ると高いコストパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。

イベントでの活用に向いている

ノベルティは販促イベントで配布することがよくありますが、トートバッグはイベントで配布するのに向いているのもメリットです。そのイベントの内容に応じて、来場した消費者に他にも持ち帰ってもらいたいものがあるかもしれません。

人材採用の場面ならパンフレット、商品販売の場面であれば試供品や説明のチラシなどが代表的なものとして知られています。このような資料をトートバッグの中に忍ばせて配布することができます。また、すぐにその場で使い始めてもらえると、他の来場者に早速宣伝効果が発揮されるでしょう。

帰り道にも公共交通機関を使っている消費者が広く宣伝をしてくれることになり、ノベルティの効果が高いと考えられます。

サイズとデザインのバランスが重要

ノベルティは消費者に受け取ってもらわなければ意味がありません。その点でトートバッグは難しい面もあるので注意しなければなりません。消費者はもらっておいても良さそうなノベルティは手にしてくれますが、不要だと思えば受け取るのを遠慮してしまうでしょう。

その点で重要なのがサイズとデザインのバランスを整えることです。大きすぎると普段使いには向きませんが、旅行のときや大量の買い物のときには使えます。逆に小さすぎると買い物をするには不便ですが、荷物が少ない人なら通勤や通学に使いやすいでしょう。

そのシーンを想定して適切なデザインにしておくともらってくれる可能性が高まります。この際にターゲットも気にかけておかなければなりません。販促を行いたいターゲットに応じて、どんなシーンで使ってくれる可能性があるかを考え、サイズとデザインを決めるようにしないともらってくれないリスクが高くなってしまいます。

特に幅広い年齢層をターゲットにしているときにはシンプルなデザインで標準的なサイズのものを選ぶことになり、オリジナリティーが低くなってしまいがちです。

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使ってくれないリスクもある

トートバッグは使ってくれないリスクも高いのがデメリットです。

トートバッグをノベルティとして使用するケースが増えている他、普段使いのものとしてお気に入りのトートバッグを既に持っている人も多いからです。

そのため、もらった後はしまわれてしまって陽の目を見ることがない場合も少なくありません。イベントで配布すればその日は使ってくれる可能性が高いものの、一度帰宅してしまったら二度と使われずに終わってしまう可能性もあります。

使ってもらえるようにするには魅力的なデザインに仕上げなければならず、有名なデザイナーを起用するなどの工夫をする必要があるでしょう。

安くすると使ってくれる可能性が下がる

使ってくれないという問題はノベルティにはつきものですが、トートバッグの場合には工夫をしても安い素材を選んでしまうと使ってくれない可能性が上がってしまいます。あまりにも薄手で生地の触り心地も悪いとなると、デザインが美しくてもあまり使いたくないと思われてしまいがちです。

コストパフォーマンスを上げようとし過ぎて、単価を下げるために品質を落としてしまうとデメリットが大きくなる傾向があります。しかし、高ければ十分というわけではなく、消費者がどのくらいの品質のトートバッグなら使いたいと思うのかを適宜調査して決めることが必要です。

ターゲットによっても違うため、制作前の情報収集がコストパフォーマンスの高さを左右するでしょう。